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写したくない部分がある時:見せ方・隠し方・距離感の考え方

写したくない部分がある時:見せ方・隠し方・距離感の考え方

「写真は必要。でも、正直…写したくないところがある」
「コンプレックスを強調されたくない」
「術前撮影を考えているけど、どこまで残すべきか迷っている」

この気持ちは、とても自然です。

写真は“残るもの”だからこそ、怖さもあります。特に20代〜60代の女性にとって、年齢や体型、肌、傷跡、治療の痕など、理由は人それぞれ。大切なのは、写す/写さないを自分で選べることです。

渋谷区の女性専門写真スタジオ『写真はエステ』には、プロフィール写真・アーティスト写真・記念日写真・舞台撮影など、さまざまな撮影目的で来店があります。そして近年は、術前撮影(キャンサーフォト)の相談も増えています。

術前撮影とは、乳がんやそれ以外の手術を前に、自分の身体の写真を記録として残す、とても勇気の写真撮影のこと。国内でも行っているスタジオは多くなく、まだ認知度の低さはありますが、とても大切な写真撮影です。『写真はエステ』ではこの3年ほどで約100名ほどの手術前撮影を行ってまいりました。さまざまな症状や体調の方が来られますが、誠心誠意をもって、全力でこの大切な撮影に向き合っています。

この記事では、「写したくない部分がある時」に、どう考え、どう伝え、どう写真に落とし込むかを、見せ方・隠し方・距離感の3つの観点で整理します。読んだあとに「これなら撮れそう」と思える状態を目指します。

  1. まず大前提:写真は“真実”じゃなく、“意図”で決まる

「写真は嘘をつけない」と思われがちですが、実際は違います。
写真は、光・角度・距離・ポーズ・服・表情で印象が大きく変わります。つまり、写真は“真実を暴くもの”ではなく、どう見せたいか(意図)を形にするものです。

だから「写したくない部分がある」=撮影に向いてない、ではありません。
むしろ、意図がある人ほど“納得できる写真”に近づきます。

  1. “写したくない”には3種類ある(ここを分けるとラク)

写したくない気持ちは、だいたいこの3つに分類できます。

A)コンプレックス(体型・顔・肌など)

例:二重あご、ほうれい線、二の腕、目の左右差、肌荒れ

B)状況や事情(体調・治療・術前術後など)

例:傷跡がある、肌の変化が気になる、見せることに抵抗がある

C)見せたくない“自分の雰囲気”

例:強そうに見えるのが嫌、幼く見えるのが嫌、疲れて見えるのが嫌

これ、どれも対策が違います。
相談のときは「写したくない=全部隠したい」じゃなくて、どのタイプかをざっくり伝えるだけでも、撮り方が整います。

  1. 見せ方:隠すより「主役を決める」ほうが綺麗になる

“隠し方”の話をする前に、実は「見せ方」が一番大事です。
なぜなら、写真は視線誘導で決まるから。

たとえばプロフィール写真なら、主役は「目」「表情」「清潔感」。
アーティスト写真なら「世界観」「輪郭」「手の表情」。
記念写真なら「今の自分の余裕」「柔らかさ」。
舞台撮影なら「動き」「姿勢」「衣装の美しさ」。

主役が決まると、写したくない部分は“目立たなくする”だけで十分になります。
隠すより、主役を強くする。これが大人の写真の考え方です。

  1. 隠し方:道具を使わず、写真の基本で解決できる

「隠す=加工」ではありません。
撮影現場でできる、自然で上品な方法がいくつもあります。

① 角度(顔や体は“正面”が一番情報量が多い)
• 顔:真正面より、ほんの少し斜めが自然
• 体:肩を少し引くと、ラインがすっきりする
• 顎:引きすぎると首が詰まるので“軽く”でOK

② 光(写したくない部分は“影とテカリ”で強調される)
• 影が強いと、シワ・凹凸が目立ちやすい
• テカリがあると、肌の質感が強調されやすい
→ ライティングで“柔らかさ”を作ると印象が変わります

③ 手・小物・髪(自然に視線を散らす)
• 手の置き方で二の腕の見え方が変わる
• 髪の流れで輪郭の印象が変わる
• 服の襟や袖で首元・肩周りの印象が変わる

④ 服(「隠す服」より「整う服」)

体型を隠そうとしてダボっとした服を着ると、逆に大きく見えることも。
おすすめは「ラインを整える服」です。
• ジャケットで肩を整える
• 首元の形(V・U・襟付き)で顔の印象を調整
• 素材感で“上質さ”を出す

  1. 距離感:近いほど“正直”、離れるほど“雰囲気”になる

写真の距離は、心の距離にも近いです。
「写したくない部分がある」時は、距離感の設計が効きます。
• 近め(バストアップ):表情や肌の印象が出やすい
• 中距離(ウエスト上):雰囲気が出て、安心感も増える
• 引き(全身):世界観や姿勢が主役になる

「まずは中距離から始めたい」「最初は顔をドアップで撮らないでほしい」
こういう希望、全然わがままじゃないです。相談で先に決めておくと当日がラクです。

  1. ヘアメイクの話:写したくないが“肌”なら、選択肢になる

肌の不安(くすみ・赤み・クマ・眉・髪の乱れ)は、写真だと増幅しやすいです。
「当日きちんと整えておきたい」「自分でやると不安」という方には、ヘアメイクはかなり心強い選択肢になります。ヘアメイクは別途料金となります、予めご了承ください。

“盛る”ためではなく、“安心する”ためのヘアメイク。
この考え方だと、罪悪感なく選べます。

  1. 術前撮影の方へ:隠す/見せるは「正しさ」じゃなく「選択」

術前撮影は、とても勇気がいる撮影です。
「残したい気持ち」と「見たくない気持ち」が同時にあるのは当たり前です。

だからこそ、術前撮影では特に、次の3つを事前に相談で決めておけます。
• 記録したい範囲(どこまで残すか)
• 写したくない範囲(避けたい角度・距離)
• 撮影中の止め方(しんどくなったら止める合図)

『写真はエステ』ではこの3年ほどで約100名ほどの手術前撮影を行ってまいりました。体調・症状は人それぞれだからこそ、撮影は“その日その人に合わせる”のが基本です。無理に進めることはありません。あなたのペースが最優先です。

  1. 相談で伝えるとスムーズな一言テンプレ

最後に、相談のときに使える“短い言い方”を置いておきます。
長く説明できなくても大丈夫です。
• 「ここは写したくないです(例:二の腕、首元、傷跡など)」
• 「最初は顔を近くで撮らないでほしいです」
• 「柔らかい雰囲気にしたいです」
• 「体調を見ながら、休憩多めでお願いします」

この一言があるだけで、撮影の安心感はかなり変わります。

まとめ:隠すのは悪いことじゃない。“自分のための距離感”を作ろう

写したくない部分があるのは、恥ずかしいことでも、弱さでもありません。
むしろ、自分を大事にしている証拠です。
• 主役を決める(見せ方)
• 角度・光・服・手で整える(隠し方)
• 距離を設計する(距離感)

この3つで、派手じゃなくても「これなら残せる」と思える写真になります。

渋谷区の女性専門写真スタジオ『写真はエステ』では、プロフィール写真・アーティスト写真・記念日写真・舞台撮影・術前撮影(キャンサーフォト)まで、目的に合わせて“無理のない撮り方”を一緒に組み立てます。
不安がある方こそ、まずはHPから気軽にご相談ください。あなたのペースで大丈夫です。